こうよう
今年の関東の紅葉は
例年になくきれいな印象があります
昨日 友人と待ち合わせた場所も
並木の銀杏が黄金色に染まり
多くの人が
紅葉狩りならぬ銀杏狩りを楽しんでいました
歩道は
鮮やかな黄色に彩られ
枯れ葉の上を歩くのは ただでさえ楽しいのに
更に輪をかけて
心が弾みます
(枯れ葉を踏むと 人の耳には聞こえない高周波がたくさん発生するらしく
それが人の心身によい影響を与えるようです)
青山通りから伸びる銀杏並木を
聖徳記念絵画館へ向かっていると
いちょう祭りの出店で賑わっている一角がありました
飲食店を中心に日本各地の特産品が集まっている
その中で わたしの目を引いたのは
こちらのお店の名前
「百姓の 百姓による みんなのためのお店屋さん」
というコピーが添えられています
秋田の若き“百姓”のお店です
百姓一喜
で
一喜一遊
炊きたてご飯のおにぎりを
ほおばりながら
秋のあおいそらのした
いろづくまちを歩いたのでした
*
神宮外苑には
2020年の東京オリンピックのメイン会場とされる
国立競技場があります
その建て替え案について
「国際デザイン・コンクール」のコンペの在り方や
最優秀賞に選ばれた案の不適切性などが
各方面から指摘され
見直しが求められている中、
折しも昨日は
自民党の無駄撲滅プロジェクトチームが
新国立競技場の立て替え計画についてのヒアリングを行なっていました
昨夜の報道によれば
計画の見通しがずさんであるという指摘を受けたようです
時間は限られていますが
コストの面に留まらず
その土地の歴史性や それが与える周囲への影響など
建築という行為をトータルに捉え
建て替えるのであれば
未来への素晴らしい財産となるものに
していただきたいと思います
ふくるまで
みれどもあかず
秋の夜の
月ににほへる
しらぎくの花
(明治天皇御製 菊)