おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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果実という宝石








届いたばかりの 自然栽培のぶどう

封を開けると

輝くばかりの実に

目が奪われました



まるで 宝石のよう…



そう感じた私は

以前聞いた

あるワインにまつわる「物語」を思い出しました


*


その昔
まだワインというものが無い時代
ある狩人が彼女のために狩りをしていると
一粒のぶどうの実が落ちてきました

熟してちょうど発酵していたそのぶどうを 持ち帰り、
彼女にプレゼントすると あまりの美味しさに 彼女は大喜び
「この宝石のような果物を持ってきて」
と
彼にお願いしたのです

それがこの世におけるワインの始まりでした


*


そんな物語を“再現”するためにつくられたワインは
私のお気に入りの一本

20年以上のリッボラの樹から実を手で摘み
土の中にあるバリックに
収穫後2時間以内のぶどうを
潰すことなく
丸い粒のまま並べて 自然な発酵にゆだね

8ヶ月後の満月のころ
二酸化硫黄も加えず
ノンフィルターで瓶詰めしてから
その後4ヶ月間寝かせるそうです



もしかしたら

そのワイナリーのオーナーの夢想は

正しいのかもしれないと

思わせてしまう

目の前の ロザリオ・ビアンコ



試しに

大振りの一房を

土ものの器の中で

発酵させてみることにしました



もちろん

つぶさず まぁるい粒のまま

ならべて