おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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はるのにわ







昨日

雨が降りしきる庭の

つややかに濡れる

草木の新芽や莟を見ていたときに

ふと

浮かんできた

「True Colors」








ひとしきり庭を眺めた後に

携帯をONにしたところ、

前の夜に届いていた知人からメールで

彼女が

ようやく創作にとりかかり始めたことを

知りました




添付されていた

写真に映る

製作中の作品から、

彼女が

あらたな扉を開いたことが

感じられます




そして

わたしは ふたたび

「True Colors」



思い出したのです







17日に

アメリカのチームが

宇宙背景放射から重力波の痕跡を検出し

間接的に重力波を観測した

ことが

発表されました




重力波の存在は

マルチバースの扉を開く可能性を有しています




いろいろな宇宙

いろいろな色




それぞれの宇宙

それぞれの色




なんだか

「とっても春らしいなぁ」




しみじみ思う

今年の

春分なのでした









I see your true colors

shining through

I see your true colors

and that's why I love you

so don't be afraid to let them show

your true colors

true colors are beautiful,

like a rainbow








































【追記】


きょうの気分にぴったりな写真がありました

「チョウの群れ、イグアス川」

写真 - ナショジオ セレクション - 「今日の写真」2014年2月ベストショット - チョウの群れ、イグアス川(拡大写真) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)

谷 神





谷  神  不  死



是  謂  玄  牝














玄  牝  之  門



是  謂  天  地  根














緜  緜  若  存



用  之  不  勤










 




(『老子(道徳経)』より)



 

こく しん









たきつせの

いわにさかるる

あいなれば

ひめしことばに

しんのめ ひらく



はる きた る









旧暦・弥生の晦日

ゆきどけ水が

ながれはじめた

北の地にて




 

はなひら









は な


ひ  ら


ひ   ら










 


しんめ









新緑のエネルギー

あまりにも心地よかったので

ミントの新芽を

お茶として頂きました













   




あおば








庭の手入れをした時に

剪定した モッコウバラ(木香薔薇)


つぼみがもったいなくて

部屋に飾ってみました



つる性の先端部分だからでしょうか、

花の香りもさることながら

いきいき とした 青葉が

部屋の空気に

活力を与えてくれます



フィンランドでは夏至のお祭りのとき

部屋の窓を

白樺やポプラの葉の茂った枝で飾るのだそうです


また

欧州の五月祭や夏至祭で 町中に建てるポール(柱)は

やはり青葉で飾られます



常緑の木の葉が

永遠の生命を連想させ

聖なる木とされるように、

青々とした葉は

生命の象徴

なのかもしれません



そういえば

春の若芽を使った癒し について

以前どこかで目にしたことがあります



ある茶園の

冬の寒い晴れた日に芽吹いた新芽を手で摘んでつくられる紅茶は

透き通った力強さが感じられ、

私の最も好きな飲み物のひとつです












 

産土









先日 訪ねた社で

参道を歩いていると

途中で気になる脇道がありました



惹かれるままに道を逸れ

鳥居をくぐると

空気が変わり

そこは

小さな祠がいくつかあるにも関わらず

御嶽のような雰囲気に満ちていました



冬の透き通った光が差し込む

その中で

ひときわ 私の眼を引いたのが

冒頭の写真の「白」の文字



「白」を

百から一引いた文字

と観るならば

九十九(九九 クク)



意となります



シラ SIR は

日本という枠を超えて

生命の根源とつながる オト・コトでもあるようで…


更に

し/シ/SI

には

「風」や「息」

という意味があるようで…





今回 この社と共に訪ねた先で観たことは

これまで私のアンテナにひっかかっていたモノコトを

つなぐものでもありました



その立場からは

伊勢 出雲 白山 熊野… など

別ものとされているものたちが

その根底でつながっていることがわかります

(別の言い方をするなら、

同じものを封印している

同じものの上に乗って そのエネルギーを使っている

ことがわかります)



表層としての 土地の違い 産土の違い

というものはあるのでしょうが

そしてそれが

その土地で生きる人たちの役割 というものに

つながっていくのかもしれませんが


根源的には

どの地域であっても

オオモトの産土は

地球

です











【補記】
《2023/03/09(木)》


本文中に、「白を百から一を引いた文字として観るならば」

と書きましたが、

こちらのサイトに拠れば

「白」という言葉自体に「百」の意味があるようです。

一白=百




もしそうであるなら、

白山比咩に菊理姫[ククリヒメ]を重ねた者たちは

菊理姫によって白山比咩の本質を封印した

とも考えられそうです。



あるいは

最後の一厘…「白」というコトバ[事場]…に触れることができない者たちには

白山比咩の本質が捉えることができず

精一杯のところでククリヒメとしたのかもしれません。





こどう








世界遺産に登録された

いにしえの参詣道を歩いていたら

宮崎駿さんのアニメに出てきそうな

生き物のような岩



出逢いました




古道のまわりの森は

きれいに管理され

下草と樹々のバランスも

樹幹から射し入る光も

心地よく

前日に訪ねた森と似ているなぁ

と思っていたら、

いにしえの道は

その方が所有する山を通っていたのでした





     


 

にっぽんのキ








先日 泊まった宿の近くに

大きなクスノキをご神木にする社がありました



樹齢1000年以上とされる ふたつの樹は

まるで

いっぽんの樹のようで…



それは

晴天が続いた後に訪れた

たった一日の大雨の翌日のこと



タイミングよく

“にっぽん”の樹の間から

新たな日の太陽が昇ってくるのを

目撃することができました
















 






2012年11月18日(日)早朝


 

いのちのはじまり








天明3年(1783年)の浅間山大噴火のときの溶岩から

小さないのちが芽吹いているのを見て

数年前に歩いた

キラウエアのクレーターを思い出しました



世界で最も活発に活動しているといわれるキラウエア火山では

あらたな地殻が生み出し続けられています



まるで他の惑星のように思える 荒々しい溶岩の平原に

ぽつりぽつりと

地衣類や苔類やシダ類などが生きていて、

こうやって地球の大地は はじまりのいのちを宿し

長いときをかけて つくられてきたのだ



踏みしめる足元の大地に

自らの存在の礎を感じながら

足を進めていったことを思い出します



写真のなかの

白っぽい部分や黒ずんでいる部分は

たぶん地衣類かと思われます



以前 地域の植物観察会で

地衣類をいう存在を知って以来

それまでは単なるヨゴレとしか思っていなかった そのものに

興味を覚えるようになりました



私たちのいのちは

様々な 多くの ちいさきものたちの存在によって

支えられているのですね












【地衣類】

菌類(主に子嚢菌類)と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物
菌糸でつくられた構造の内部に藻類が共生しており 藻類の光合成産物によって菌類が生活するもの

(ウィキペディアより)