森の戸のみなもと
麦秋至
(むぎのときいたる)
昨日
友人たちと一緒に
森の戸という名を持つ流れの
水源の山を
歩いてきました
最高気温が30度を超える真夏日
にも関わらず
この場所にしては結構な人出でした
私たちも含めて
行き交う人たちが
「今日は人が多いね」
と
口にしているのが
なんとも おもしろくて…
昼食は
ジャスミンの香りをやさしくしたような
白い花が満開の
木の下で
*
大地から染み出る水が
ぬかるみをつくり
やがて
小さな流れとなり
きがつけば
いつのまにか
川と呼ぶにふさわしい
堂々たる流れになっている…
という
ある意味
当たり前のプロセスを
身体とともに辿っていくことは
歓びであり
驚きでもあり
新鮮でもありました