おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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旅に出る











『そして、ぼくは旅に出た。』




出かけ間際に このタイトルが目に留まり、家人の本で溢れる本箱から 手に取った昨日。



電車の中で読み始めると、

このところ遠ざかっていた異国への旅の匂いが身体中に充満し、

懐かしくもあり 新鮮でもあり、

まるで彼の鼓動を聴きながら一緒に旅をしているような気持ちになりました。




そんな晴れ晴れとした心のままで帰宅し、何気なく開いたサイトの記事の冒頭は、



「旅の準備をしよう。」



“旅”が重ねてやってきました。




そしてその夜、

冒頭の本の著者の写真集について検索していたら、

セバスチャン・サルガドが昨年、

『Genesis[ジェネシス]』に次ぐ写真集を出していたことを知りました。

それは、7年にわたってアマゾンの生態系と先住民族の生活を追った

『Amazônia[アマゾニア]』

現在、世界規模で写真展が巡回しているようです。



「なんと、このタイミングでサルガド⁉︎」



私は心の中で叫びました。



私にとってサルガド(の写真(展))は

ある旅の始まりに位置していて、

そのことを特に意識してきたわけでもなかったのですが、

こう反応してしまった私の無意識下では

どうやら“サルガド”と“旅”は強く結びついていたようです。




旅に呼ばれているのか

旅を呼んでいるのか

単なる思い過ごしか




ま、いずれにせよ。



気が向いたら、

サルガドの最新の写真集が

東京都写真美術館の図書室にあるらしいので、

行ってみようかなと思っています。