せんをひく
井上有一さんの展覧会と
知人のダンススタジオの発表会
両者の刺激が相まって
無性に
大きな筆で大きな文字がかきたくなり
ネットで
適当な言葉を打ち込み
ようやく見つけた
同年代の書家の方がやっている書の会へ
昨日
参加してきました
*
筆で文字をかくことが
こんなに
楽しく
おもしろく
自由だったとは!
たぶん
生まれて初めての
体験です
これは
ナビゲートしてくださる
講師の人格および力量によるところが大きい
と思われます
その日の私が選んだ
一文字は
台風の只中だったからというわけでもないのですが
(無意識に影響を受けていた可能性はあります)
「風」
筆によって
紙によって
気持ちによって
動きによって
イメージによって
さまざまな風があらわれます
書は
線をかくものだから
というようなことを
言われたような…
「書 は 線」
ということが
なんだかとても新鮮で
でも同時に
そうだと知っていたような気もします
*
空白に
線がうみだすもの
虚空に
せんをひくこと
いろいろな
せん
が
つくる
風
を
風景
を
かんじ
たのしんでいきたい
と思っている
今年の夏です
【補 記】
帰宅してカレンダーを見て
昨日が
文月の朔だったことを知りました
あたらしいことを始めるには
ぴったりな日
だったようです