おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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みとりのひ


今年は
例年に増して
新緑の 特にきみどり色があざやかで
昭和天皇の誕生日が
「みどりの日」
とされたのは
もっともなことだったなぁ
思っていたら
「みどりの日」は
「昭和の日」という名に変わっていたのですね






昭和とは
『書経』の中の 伝説の王・堯を讃えた一文に
由来する元号とのこと


九族既睦
平章百姓
百姓
萬邦
黎民於變時雍



九族 既に睦みて
百姓(ひゃくせい)を平章(べんしょう)し
百姓 昭明にして
萬邦を協和し
黎民 於(おほ)いに變(しげ)り時(こ)れ雍(やはら)ぐ



多くの人たちが仲良くして
それぞれが分をわきまえ
人々が それぞれ徳を明らかにすれば
世界の共存繁栄がはかられ
国民は大いに栄え また和合したのである



こちらのサイトから引用させていただきました>







一世一元となってからの元号を
由来と共に観てみると
くっきりとした意図にそった
ひとつの流れ
として
捉えることができます



明治
(明に嚮(むか)いて治む)



大正
(大亨は以って正天の道なり)



昭和
(百姓昭明 協和萬邦)



平成
(内平かに外成る 地平らかに天成る)




その流れにおいて
昭和という言葉は
「ひとのよ」

宣言
のように思えるのです




みつみつしい みどり
したたる
旧暦卯月の朔の今日
“昭和し 平成なる”
ことに
思いを馳せてみたくなりました