おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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旧暦弥生の望








旧暦・弥生の満月の宵

朝日のような月が

昇りました




















<望の時刻:2013年04月26日(金)04時57分>

 




On Your Mark


昨日 あることを調べていたら、

宮崎駿さんがつくった

CHAGE&ASUKAの曲のプロモーション映像に

行き当たりました



『風の谷のナウシカ』と共通のものを感じる

その映像について

宮崎さんは


「暗号のようなものは

いっぱい入れてあるけれども。

 音楽映画だから

見た人の感じたように

受け取ってもらってかまわないんです」


と 語っています



私は

既に 多くの人が

気づき 指摘しているように、

宮崎さんの作品に

人間が共有するデータ

集合意識とでもいうようなものを

強く感じるのです


そして


「われわれは 血を吐きながら
 
繰り返し 繰り返し
 
その朝を越えて飛ぶ鳥だ」


というナウシカの台詞を

思い出します



ON  YOUR  MARK



Get set



Go!!


 


しんめ









新緑のエネルギー

あまりにも心地よかったので

ミントの新芽を

お茶として頂きました













   




あおば








庭の手入れをした時に

剪定した モッコウバラ(木香薔薇)


つぼみがもったいなくて

部屋に飾ってみました



つる性の先端部分だからでしょうか、

花の香りもさることながら

いきいき とした 青葉が

部屋の空気に

活力を与えてくれます



フィンランドでは夏至のお祭りのとき

部屋の窓を

白樺やポプラの葉の茂った枝で飾るのだそうです


また

欧州の五月祭や夏至祭で 町中に建てるポール(柱)は

やはり青葉で飾られます



常緑の木の葉が

永遠の生命を連想させ

聖なる木とされるように、

青々とした葉は

生命の象徴

なのかもしれません



そういえば

春の若芽を使った癒し について

以前どこかで目にしたことがあります



ある茶園の

冬の寒い晴れた日に芽吹いた新芽を手で摘んでつくられる紅茶は

透き通った力強さが感じられ、

私の最も好きな飲み物のひとつです












 

みつ ひらく
















つばきやま

ながるるたきの

みつ

われて

やえのさくらの

もものひの

こと







今日は旧暦3月3日



 

きのいえ







今日、

木材コーディネーターである知人がチームの一人として関わっている

建築現場を伺いました



手刻みの 天然乾燥の国産材を使い

「渡り顎(わたりあご)工法」という伝統工法で建てられている 住宅です



「ほんとうは金物は使いたくない」

とおっしゃる棟梁の現場だけあって

ほとんどが

木組みと木栓(もくせん)やクサビで納められています



軒は1.5メートル取りたかったそうですが

敷地の関係で

残念ながら そうできなかった場所も


1.5メートルの軒ならば

雨が降っても家の周りを濡れずに歩くことができるとのことで、

それだけ雨から守られるということは

家の痛み具合も 随分違ってくるのでしょう



今月2日に上棟を終えた現場は

どっしりとした木組みの空間に

木のかぐわしさと

あたたかな職人さんたちの雰囲気が満ちていて、

そこにいるだけで

安らぎます


まるで

晴れた日の森の中にいるような…



木槌の響く音も

心地よく

周囲の緑に溶け込んでいくのでした



 

物質 と 意識








近くを通るたびに 気になっていたお店がありました



小さなビルの階段の入口には

気持ち良さそうな布のアップを ピントを甘くして撮った写真

の看板が置かれています



昨日 その前を通った時、

軽い運動がてら

3階までまっすぐ伸びる 傾斜のきつい階段を 登ってみようか、

という気持ちになったのでした



看板に記されていたunderwearという文字と 例の写真から

オーガニックコットンやリネン素材の

気持ちのいい下着が置いてあるのだろうな と

 想像しながらお店に入った私の眼に飛び込んできたのは、

カラフルなブリーフやトランクス


なんとそこは 男性の下着専門のお店でした


私の心をとらえた看板の写真は

下着の生地のアップだったようです…



ピラティスやヨガをする女性で

ここのブリーフを愛用している方もいるとのこと


「うーん、しかし…」

と思いながら

店内に目を泳がしていると

片隅に シャツやジャケットやアンティークの小物などのコーナーがあり

そこに置いてあるジーンズに眼がとまりました



徳島で藍染めした糸をつかって

岡山県の児島でつくられた

こだわりの品


儲けを考えずに

「本当につくりたい いいもの」をつくろう と、意気投合した人たちと

一緒につくったものだそうです

(だから 在庫がなくなったら 終わりです とのこと)



そう伺う前から

なんとなく手にしたくなる雰囲気を持っていて

確かに

大切につくられたものであることが

感じられます


履いてみても

とても心地がよく

意識まで凛としてきます



ふと

ここに来る前に会っていた人から聞いた

ある建築会社の方たちの仕事についての話を

思い出しました


その方たちの現場は

いつも和やかな雰囲気と笑い声が絶えなくて、

別荘を建ててもらった ある人は

近所の方から

その家からいつも笑い声が聞こえるよう

と言われるのだそうです



ひとの意識と大地は 相互作用を及ぼし合う

という仮説を

自然栽培の農家の方の体験から

立てることができますが、

それは

意識と物質の関係

として 考えることができるのかもしれません



いくら素材が良くても

料理する人の意識によって

すべてが台無しになることは

実体験済みです



言葉を換えるならば

ものごとに

たずさわるひとの

いしきによって

できあがるものは

その精神性も含めて

いくらでも

すばらしくなる

可能性がある

ということ

なのだと思います



 

地球の窓








先日 訪ねた地に

岩畳と呼ばれる場所がありました



河岸に広がる

艶やかな石たちは

三波川変成帯と呼ばれる 低温高圧の変成岩



変成岩とは、

通常の岩石が熱や圧力などによって

その岩石を構成する鉱物の組み合わせや岩石の構造が変化したものです



地球の内部でつくられる様々な変成岩が

地表で観られることから

この場所は

「地球の窓」と呼ばれています



そのような場所は他にもあると思うのですが

地質学者のナウマン博士とゆかりのある地だからなのでしょうか



鉱物や岩石に詳しくないものの

時空をつなぐ

自然の石や岩には

なんともいえない魅力があります










 




 

いのち の やさい







先日

五つ先の駅で降りて

「夕陽ケ丘ファーマーズ」という

週2回開かれる小さなマーケットへ行ってきました



そこで求めた 色とりどりの無肥料・無農薬の自然栽培のお野菜は

どれも生き生きとしていて、

シンプルに

油とお塩だけで頂くのが最高です



自然栽培歴30年以上の方が

この地域にもいることに驚き

そして

その方のお米と麦でつくられたお味噌のおいしさに

また驚き…(笑)



その日は この春から新規就農で自然栽培を始めるという若者とも出逢い、

私が住む地域の近くで

私の命を支えてくれる まっとうな食べ物を作って下さる方々がいること

そして 少しずつでも増えていることが

ありがたく

ほんとうに しあわせだな

 と

感じました



今日

それらの野菜でサラダを作ったのですが、

野菜のほとばしる生命力を感じたのでしょうか

作っているときから なぜか 楽しくて嬉しくて

食べながらも 嬉しくて楽しくて

サラダ一皿で

とても満たされた

気持ちとお腹になったのでした






      
 

すきとおる はる へ



ふりならす

すずのひびきに

たまみちて

みたまのふゆを

いやきこしめせ





<ある神社の神歌 と記されていた うた>




新暦の新年 立春 旧暦の新年 と
三つの 年の初め を 経ての
旧暦の松納め


雨上がりの前夜から
その日にかけては
気温がぐっとさがったせいでしょうか、
なにひとつ 混じりけのない
かのような
すきとおった
空間が
ひろがっていました


クリアで
どこまでもクリアで…


意識も
研ぎすまされていくかのようでした



 

輝き









朝の光が


オーナメントのような氷に


輝いていました








   



(2013年02月11日)


 

くものえん








旧暦元旦の夕刻

日が沈んだ西の空にたなびく雲から

円相のような雲が

浮かび上がってきました



目では

もっとはっきりと大きく

描かれた環が見えたのですが

携帯のカメラでは

小さい像としてしか

捉えることができませんでした



写真のほぼ中央

雲の端から

ほんのり夕焼けに染まる

丸い雲が吹き出しているのが

見えるでしょうか










 


空が

夜に向かって

白みを増していく頃、

同じように

白い静けさを取り戻しゆく湖面に

小鳥たちが集まってきました

(写真をクリックして拡大すると 鳥の姿が認識できると思います)


 

あう あわす








2013年の旧暦の元旦


なぜか

石像に

眼がとまる

一日でした