きのいえ
今日、
木材コーディネーターである知人がチームの一人として関わっている
建築現場を伺いました
手刻みの 天然乾燥の国産材を使い
「渡り顎(わたりあご)工法」という伝統工法で建てられている 住宅です
「ほんとうは金物は使いたくない」
とおっしゃる棟梁の現場だけあって
ほとんどが
木組みと木栓(もくせん)やクサビで納められています
軒は1.5メートル取りたかったそうですが
敷地の関係で
残念ながら そうできなかった場所も
1.5メートルの軒ならば
雨が降っても家の周りを濡れずに歩くことができるとのことで、
それだけ雨から守られるということは
家の痛み具合も 随分違ってくるのでしょう
今月2日に上棟を終えた現場は
どっしりとした木組みの空間に
木のかぐわしさと
あたたかな職人さんたちの雰囲気が満ちていて、
そこにいるだけで
安らぎます
まるで
晴れた日の森の中にいるような…
木槌の響く音も
心地よく
周囲の緑に溶け込んでいくのでした
梁の上に桁が乗っているのが 渡り顎工法の特徴。
真ん中の辺りにある すこし曲がりのある梁は、棟梁自らが伐ってきたという赤松。
3間の長さがあるそうです。
床柱は はまぐりチョウナで仕上げた高野槙。
木材コーディネーターである知人の
とっておきの一本です。
様々な色味の木は リズミカルで まるで絵か楽譜のよう。
観ているだけで 楽しくなってきます。
観ているだけで 楽しくなってきます。
床束(ゆかつか)も木