産土
先日 訪ねた社で
参道を歩いていると
途中で気になる脇道がありました
惹かれるままに道を逸れ
鳥居をくぐると
空気が変わり
そこは
小さな祠がいくつかあるにも関わらず
御嶽のような雰囲気に満ちていました
冬の透き通った光が差し込む
その中で
ひときわ 私の眼を引いたのが
冒頭の写真の「白」の文字
「白」を
百から一引いた文字
と観るならば
九十九(九九 クク)
の
意となります
シラ SIR は
日本という枠を超えて
生命の根源とつながる オト・コトでもあるようで…
更に
し/シ/SI
には
「風」や「息」
という意味があるようで…
*
今回 この社と共に訪ねた先で観たことは
これまで私のアンテナにひっかかっていたモノコトを
つなぐものでもありました
その立場からは
伊勢 出雲 白山 熊野… など
別ものとされているものたちが
その根底でつながっていることがわかります
(別の言い方をするなら、
同じものを封印している
・
同じものの上に乗って そのエネルギーを使っている
ことがわかります)
表層としての 土地の違い 産土の違い
というものはあるのでしょうが
そしてそれが
その土地で生きる人たちの役割 というものに
つながっていくのかもしれませんが
根源的には
どの地域であっても
オオモトの産土は
地球
です
【補記】
《2023/03/09(木)》
本文中に、「白を百から一を引いた文字として観るならば」
と書きましたが、
こちらのサイトに拠れば
「白」という言葉自体に「百」の意味があるようです。
一白=百
もしそうであるなら、
白山比咩に菊理姫[ククリヒメ]を重ねた者たちは
菊理姫によって白山比咩の本質を封印した
とも考えられそうです。
あるいは
最後の一厘…「白」というコトバ[事場]…に触れることができない者たちには
白山比咩の本質が捉えることができず
精一杯のところでククリヒメとしたのかもしれません。