おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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後ろ姿












処分してしまったとばかり思っていた

まわし姿の山口昌男さんのお尻の写真



今日

本棚を整理しているときに

ひょっこり出てきました






















山口さんの大ファンである家人とは異なり

私は 山口さんの著作を通読したことはありません


(家人が勧める本を何冊か手にしたことはあるものの

数ページ以上

読み進めることができませんでした)




それでも

家人から聞く山口さんについての話は面白く

中でも

『「敗者」の精神史』



タイトルから推測されるその視座のあり方に

共鳴かつ触発されるものがあります




そう言えば

山口さんと会った喰丸小学校は

奥会津




会津といえば

NHK大河ドラマ「八重の桜」が記憶に新しいですが

八重の兄である山本覚馬について

山口さんは

維新の負け組となった人たちのネットワークを描き出した

その本の中で触れられています







ーー“官軍”が始めた昭和の戦争を

“賊軍”が終わらせた。ーー




先日

新聞広告で目にとまった本のコピーです




本のタイトルは

『賊軍の昭和史』




私が読んだ ある方の一連の秘史の本によれば

国體をまもるためにはたらいたのが

明治維新の負け組

とのことですから

(ひと芝居打ったわけですから、勝ち組の中にも“同志”はいらっしゃいます)、

この秘史の内容が正しいとすれば


山口昌男さんも

半藤一利さんと保坂正康さんも

事実を感じ取られていた

ということになるのでしょう




本当にはたらいている人は

表には出てこず

社会的な名声とは無関係に


淡々と

静かに

やるべきことをやっている…




最近

そんな思いが

強くなってきています