おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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roots cut-end














radish < PIE root wrad- “branch, root”




切 < 「刀」+「七」(横棒を(中心から少しずらしたところで)切る様。「切」の原字)




end < PIE root ant- “front, forehead”



耕す














わたしたちが正しい場所に

花はぜったい咲かない

春になっても。




わたしたちが正しい場所は

踏みかためられて かたい

内庭みたいに。




でも 疑問と愛は

世界を掘りおこす

もぐらのように 鋤のように。

そしてささやき声がきこえる

廃墟となった家が かつてたっていた場所に。



ーーーイェフダ・アミハイ「わたしたちが正しい場所」




<アモス・オズ著『わたしたちが正しい場所に花は咲かない』より>















multi-














multi- < PIE root mel-(2) “ strong, great, mumerous”






Hole












hole < PIE root kel-(1) “to cover, conceal, save”




H-ole


H-Olé



こちらのサイトによればOléの語源には諸説あり、

しかしいずれも宗教的なことに関わる

掛け声的なもののようです




『アルファベットの事典』によれば

Hの字源は

フェニキア文字の「ヘート(HETH)」と

ギリシア文字の「ヘータ(HETA)」で、

いろいろな形の「柵」(仕切り、囲い、囲い地)をあらわす絵文字が

90度回転して

柵よりも梯子を連想させるような形となり

現在の 横木が一本の梯子の形に落ち着いた、

とのこと




90度の回転によって梯子の形があらわれ、

形と意味の一致は崩れた。

(略)

90度の回転によって文字の向きが横から縦に変わると、

Hの形はもはや障害物ではなく、

上にのぼるための手段、

天と地をむすぶ梯子となった。

Hから始まる“Homme”(人間)という言葉は

この考えに味方しているようにみえる。

地に貼りついて暮らす人間は天を目指して昇ることに憧れる。

Hは象徴的に人生の行路をあらわしているのだ。

[P.79〜P.80]









holeは「あな」


古語の「あな」も

「ああ」とか「あれ」とか「まあ」を意味する

自分自身への掛け声とも言える感動詞




GEN














-gen < PIE root gene- “give birth, beget”




玄 源 元 現 弦 言 験 幻 間 …