おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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さくらさくら








たしか

ひと月ほど前に活けた

啓翁桜



当時は

花はちらほらで

蕾が多かったのに

いまでは

満開の時を過ぎ

葉桜のときへと向かっています



水だけで

命を育みつづける

枝ものの

生命力には

ただただ

驚くばかりです




桜といえば

日本の花のイメージですが

その原産は

ヒマラヤ近郊なのだとか



インドと日本



雑誌『g2(ジーツー)vol.15』に掲載された「海洋アースダイバー」で

中沢新一さんが

ユーラシア大陸の東の端から

日本列島が分離した要因についての いくつもの説のなかから

「とりわけ私のお気に入り」として紹介している説が、

私も 気に入っています



それは、

マダガスカル沖にあったインド島が

ユーラシア大陸にぶつかって

インド亜大陸となった

その衝突の圧力と地形の歪みが

(この衝突によってヒマラヤがうまれました)

次第に

ユーラシア大陸の東へと伝播し、

それによって

日本列島が

分離した、

というもの




日本人になじみの深いツルも

また

ヒマラヤの文脈で思い出すもののひとつです



日本には迷鳥として渡来することがあるという

アネハヅルは

ヒマラヤ山脈を越える渡りをします