わら一本
il filo di Paglia
わら一本
農業に関心のある方なら
このオリーブオイルの名前から
オイルの素性が分かるはず
そう
福岡正信さんの
『わら一本の革命』
に
共鳴した人たちによって作られた
オリーブオイルなのです
このオイルが誕生し日本で紹介されるまでの経緯は
こちらのページをご参照ください
日本人が日本で著した日本語の本が
他の言葉に翻訳され
アフリカ人の手から
イタリア人の手から手に渡され
それが一助となり、
また
同じく『わら一本の革命』を読んで
自然栽培のオリーブオイルを作っていた女性が
町の祭りで踊っている時に彼らと知り合ったことで
このオイルが生まれた…
思想や価値観そして生き様は
DNAや言葉や国境を超えて
伝わり 分かち合われ 緩やかなつながりを育んでいくのですね
自然放任栽培と理解されてきた
福岡さんの農法から
いま
日本における
“自然の摂理に添い
その生命の可能性を開かせる(手伝いをする)農”
は
経験と知識を蓄えつつ
少しずつ
進化しています
私には
「わら一本」とは
バックミンスター・フラーの言う「トリムタブ」に思えるのです
【 補 記 】
参照としてリンクしたページの中の
「Chi siamo 私達について」
の冒頭の一文。
僕たちは思想そのものだ。
地に足をつけ、
それら思想を実現する過程で
一体どんな事が起きるのかを見るために
いま歩んでいる。
「我らは大地そのものである
ということに気付くと、
ここが直ちに畢竟 浄の世界である。
考えそのものが大地になるのである。
大地そのものが考えるのである。」
という
鈴木大拙氏の言葉
を思い出します