おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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ふゆけしき



狭霧(さぎり)消ゆる
湊江(みなとえ)の
ただ水鳥の
声はして

舟に白し
朝の霜
いまだ覚めず
岸の家



烏啼きて
木に高く
げに小春日の
のどけしや

人は畑(はた)に
麦を踏む
かえり咲きの
花も見ゆ



嵐吹きて
雲は落ち
若し燈火の
もれ来ずば

時雨降りて
日は暮れぬ
それと分かじ
野辺の里









なぜか「さぎり」という言葉が浮かび
そして 気にかかり、
ウェブで調べているなかで
『冬景色』という歌に出逢いました


歌詞が
いまという「とき」に
ふさわしいような気もするので
メモとして
ここに記しておくことにします





冬とは
増ゆる とき



「さぎり」
という言葉は
『先代旧事本紀』における天祖の名のなかに
見つけることもできます