おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
http://sukimono.edoblog.net/
7 6 5 4 3 2 1

いちりん の ふしぎな ばら




昨年の暮れも押し迫った12月30日
あるイベントで 主催者の方が行っている東北支援の活動へ寄付したところ
一輪のバラをいただきました。
その花が この冬ずっと咲き続け 3ヶ月が経とうかという今日の時点でも
花びらの縁はかなり褐色になってきたものの まだその姿を留めています。

あまりにも不思議なので その花を提供したお店へ問い合わせてみたのですが、
「お花が入荷して最初に水揚げをするとき 水上がりがよくなる液体につけてから水につけていますが
 それでも2週間ぐらいが最長」とのお返事をいただきました。
(そのお店の名前を記憶してたこと自体 不思議なことでした。)

 

この写真は 2ヶ月が経過した2月26日のものです。


バラを飾っている我が家の玄関は 家の中心から見て北西のコーナーに位置していて
西側に玄関のドアがあり 窓は北側ですから
直射日光も当たらず 一日中 温度が安定した場所と言えます。

しかし 「手入れ」といえるようなことは何一つしておりません。
我が家は比較的に緑に囲まれた環境にあるため
窓の外を眺めれば 四季折々の自然を楽しめることもあり、
もちろん 生来の無精も手伝って
家の中に生花を飾る という習慣を持ち合わせていないものですから
(でも ごくたまには飾ることもあり 飾れば花の存在感に心身ともに満たされるのですが。笑)
まめにお花に気を配る という習慣もないのです(苦笑)。

今回のバラも 夜のイベントでいただき 終電間近の電車で帰宅して
包装されたまま 台所に放置
翌日 お昼近くになってようやく お水につけて飾った次第…。

そして そのお花の存在感と そこから放たれる心地よいエネルギーを毎日感じながらも
「手入れ」という概念はすっぽり抜け落ちていて、
ある日気がついたら 瓶の中の水がなくなっていたので
あわてて 水をさした という状態なのでした。
たぶん その時は 1ヶ月(*もしかしたら2ヶ月?)はゆうに経っていたと思います。

その生命力に驚いた私は 今度はあえて実験として
新たに入れた水を それまで同様変えることなく 今日まで様子を見てきたのでした。
ですから お水を換えたのは 一度だけ ということになります。
そのお水も 半年以上フィルターを交換していない浄水ポットからのお水で
特別なものではありません。

ですから
きっと お店の方がお花に何か特別なことをしているに違いない
と思ったのでした。

今年の冬は冷えましたから
お花が冬眠状態だったのかも…
とも考えたのですが
でも この3ヶ月間のバラの存在感を思い返せば
とうてい冬眠していたようには思われず…。
返す返す 不思議な気持ちになります。


いのちあるもの の ふしぎさ なのでしょうか。


一昨日 変色した花びらが気になって
一番外側の花びらをすべて取り除いたのですが、
きっとそれが原因なのでしょう
昨日 花びらが一枚 落ちてしまいました。
他の花びらも 周辺が褐色に変色してきています。

ですが 愛着もあるのでしょうか
そんな姿になっても

うつくしい

と思ってしまうのでした(笑)。



下の写真は昨日の薔薇の写真です。

蓮の花を 連想しました。