おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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押印Practice













今日

近所の篆刻家の方とのおしゃべりの中で

「いろいろなものに印を押して

印の押し方を体得するといいですよ」

とのアドバイスを受け、

早速

処分しようと思っていた紙の束から

目に止まったものを何枚か取り出して

手持ちの2種類の印を押してみました




印を押すと

空間が全く違ってくるから

面白いものです




それは

モノ

にも通じます







時空間をデザインする

もっとも小さく

もっともささやかなものが

書や印




時空間は

相関性や関係性とも言い換える事ができるので

書や印は

もっとも小さく

もっともささやかに

関係性をデザインするもの

とも言えそうです




漫画『陰陽師』では

碁盤に宇宙を映し見

碁盤から宇宙へ働きかけようとする姿が

描かれていますが

文字が呪詛性を持つとされるのも

同じように

そこに宇宙を映し見ることができるゆえに

そこから宇宙へ働きかけることができると考えられたから

なのかもしれません




どんなに言い繕っても

結局のところは支配の手法でしかない

そういったアプローチに

もはや関心はありませんが、

現わされ存在することのはたらき

というようなことに

改めて

気づかされました




…というようなことはさておき

押印PRACTICE

楽しいです
























































【PRACTICE】

from Greek "praktikos"(=fit for business; business-like, practical; active, effective,vigorous)

from "praktos"(=done; to be done),

verbal adjective of "prassein, prattein"(=to do, act, effect, accomplish)




「練習」や「稽古」や「学習」は

その文字や言葉を考えると

用いるのに違和感があり

それらよりも

語源的に

PRACTICE

の方が

あっさりすっきりしていて

私の感覚にはしっくりきます










本日

長野県千曲市の「あんずの里」で

昭和46年以来最も早く

あんずが開花したそうです







Pond Life












そのままネックレスにしたくなる

デザイン




NY近郊の池から採取された

水の

顕微鏡写真です




広大な世界も美しいけど

微小な世界も美しい







POND[池]の語源は

pound=enclosed place
[取り囲まれた場]

< pyndan=to dam up, enclose (water)
[(水を)せき止める 取り囲む]

で、

ケルト語やゲルマン語だけに見られる単語

bend=protruding point
[突き出ている先端 飛び出ている先端]



それらのルーツであるかもしれない

と考えられているようです




生命は

細胞膜に取り囲まれ

環境から分離されることで

エントロピーが増大して環境と融け合い一様になってしまうことを免れ

構造化や複雑化や多様化を遂げることができています




考えてみれば

この宇宙も

ダークマターによって均一化を免れたおかげで

多様な構造と構成が生まれています




となると

POND

というコトバは

いのち

そのもの




適当な偏り

適当な閉鎖系



多様で美しいものたちを

育む場となるのですね




























 



 































どれもモダンアートのよう




写真はいずれも

PONDLIFEよりお借りました

みずのみち













眼鏡の調整の予約がやっと取れた

この週末

せっかく遠方まで足を伸ばすので

宿泊して

赴くままに散策することに




宿の近くということで

訪ねたお寺には

年始の番組で紹介されていた疎水が

通っていて

お天気雪(*「狸の嫁入り」と呼ぶ地域もあるそうです)のなか

まるでロケ地めぐりのように

同じ場所を歩くこととなりました

























<犬釘と亀釘のペアを発見>

















<お寺の奥にある社から見上げた空
社がつくられる以前から 要所であったように観じられました>































かつて家人と私の親たちを引き合わせて食事したのは

この近くであったことに

今回旅して思い出し、

けっこう

(といっても それほど訪ねているわけではありませんが)

この土地の東の地域に

足を運んでいたことに気付いたのでした

















【おまけ】



行きの新幹線からの富士山







流れのある町









川が流れる町が好きです




水が流れている場所は

気が

軽やかに感じられ、

水と風の動きに

いのちが

呼応し

躍動するかのようです




緑と水の道すじは

町の

温度調節にも

一役買うことができますし、

流れの音には

人の心身を

調える役割も期待できます




また

水辺があることで

生態系が豊かになり、

さまざまな生き物が紡ぐ

可聴域を超えた音

私たちの存在を

優しく包んでくれそうです




流れのある町は

豊かだなぁ



いつも思う

私なのでした









<水平のラインがベースの中に
垂直の線が美しい
日本の伝統的な家屋

板塀の やや斜めになった木目が
それに
リズムを加えています>








<かつては もっと水量があって
川船が通っていたそうです

だから
昔ながらの家の
石橋は
少し高くなっているのだとか>