おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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だから 決めた




わたしが一番きれいだったとき

わたしはとてもふしあわせ

わたしはとてもとんちんかん

わたしはめっぽうさびしかった




だから決めた できれば長生きすることに

年をとってから凄く美しい絵を描いた

フランスのルオー爺さんのように ね





<茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」より>
















自分の感受性くらい



【自分の感受性くらい】



by 茨城のり子





ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて



気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか



苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし



初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志にすぎなかった



駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄



自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ



ひとり にぎやか











【一人は賑やか】


by 茨城のり子




一人でいるのは 賑やかだ

賑やかな賑やかな森だよ

夢がぱちぱち はぜてくる

よからぬ思いも 湧いてくる

エーデルワイスも 毒の茸も



一人でいるのは 賑やかだ

賑やかな賑やかな海だよ

水平線もかたむいて

荒れに荒れっちまう夜もある

なぎの日生まれる馬鹿貝もある



一人でいるのは賑やかだ

誓って負け惜しみなんかじゃない

一人でいるとき淋しいやつが

二人寄ったら なお淋しい



おおぜい寄ったなら

だ だ だ だ だっと 堕落だな



恋人よ

まだどこにいるのかもわからない 君

一人でいるとき 一番賑やかなヤツで

あってくれ





express














外 に 出 す

外 に た す




こ え て 出 す

声 を 出 す




足 し て

煮 出 し て

た や す く

助 く




タ ス ク / t a s k

す く

す く

く す く す

笑 い




こ え て

は な し て

あ ら わ る

コ ト バ




事 場 は 磁 場 に

磁 場 は 電 場 に

光 つ た わ る

グ ラ ビ テ ィ




な み な み と

な み に な り

な み を よ び

な に に な る




可 能 性 は

か さ な り て

い の ち を は ぐ く む

ウ 中 へ と




i n - p r e s s

o u t - p r e s s

こ と な る

膜 の

内 と 外

う つ

う つ

つ つ つ

う つ



あ い




あ い ま



あ い ま い

ま い

ま い

ま あ い

さ き

つ づ け る



は な ば な し




関 わ り

係 る

あ り よ う を

ゆ ら し

ゆ ら さ れ

メ タ モ ル フ ォ ー ゼ / m e t a m o r p h o s e










@task<PIE root tag-“to touch, handle”











旅立ち



この度 寿命によりお別れする事となりました。

幸い家族・友人・趣味に恵まれ 楽しく過ごさせて頂き、

感謝申し上げます。




この先は宇宙の塵となり 自然の大循環の中に組み込まれ、

やがて他の生命誕生に参加する事でしょう




雪ひとひら川面に映る灯をとりに




御献花ありがとうごさいました。




平成十三年二月十二日


鈴木 淳












『ファミリーヒストリー』

という番組で

紹介された

ミュージシャンである矢野顕子さんの

お母様のお別れの言葉




自分の葬儀に参列してくれた人に宛てた手紙を

亡くなる前に自身で準備されたそうです




素敵な生命観




私も同じような心持ちで最期の時を迎えられたら



思いました








宇宙のさざなみ



“ 僕 ら は



 宇 宙 の


 瞬 間 的 な さ ざ な み ”






by

野村泰紀さん
(カリフォルニア大学バークレー校教授、Kavli IPMU客員上級科学研究員)









昨日行なわれた講演会

「宇宙観の東西」




参加者の選からは漏れたものの

幸い

ストリーミング配信を観ることができました




興味深かった話の一つが

冒頭の言葉です




現在138億歳の私たちの宇宙の今後を

(マルチバースであることを前提に)シュミレートしてみると、

40億年後に

太陽系が所属する天の川銀河はアンドロメダ銀河に合体・吸収され、

およそ10000000000000000000000億年後には

一つの超巨大なブラックホールとなり、

さらに10の100乗億年後に

ブラックホールは蒸発し、

このどこかの時点で

他の宇宙に崩壊していく、



考えられるようです

(気の遠くなるような数字は「適当ですよ」とのこと)




ですから

宇宙の一生のほとんどは

何もない真っ暗な世界

というわけで、

こんなに豊かなものたちで溢れている時期は

誕生直後のほんの一瞬

ということになります




何とも稀有で贅沢なときを

私たちは

生きているのですね









<ライブ中継が終わった後に巻き戻して見ていたので、
この画面に記されている視聴者の数がとても少なくなっています>




@本日、東京で桜が開花しました

不死鳥


先日 寝入り端にふと

あるイメージが浮かびました



そのイメージに合う言葉で ウェブを検索していたら

ブータンの踊りの紹介記事に

次のような歌詞を見つけたのでした








鳥よ


お前の休むところはない




大地は燃え


仲間は去り


熱風の中に お前の休むところはない




鳥よ 飛べ


鳥よ 飛べ


飛べ


飛べ




お前の休むところがあるまで飛び続け













こちらのページよりお借りしました>




洽く洽し






<『美神の邂逅』より>













調 う





合 う


和 す る


理 解 す る


総 べ て


共 に


協[かな]う こ と





流 れ が 合[お]う て


ゆ ら ぎ が 合[お]う て





あ ま ね し や






福富来☆ふくふく













旅先で

時間つぶしのために立ち寄った

日本の手仕事展




思いがけず

昨年オンラインで購入した墨をつくっている方が

出店しておられました




手元にある墨の話などをしていたら

絵をプレゼントしてくださることに




絵には2つのバージョンがあって

お金がたくさんやってくるのと

愛と幸せがたくさんやってくるのと

どちらがいいですか

との問いに

間髪入れず

後者を選択しました




お金だって

悦びに満ちたところが好きに決まってる

はずですから(笑)



<*「福」=「示」+「畐(酒などを満たした容器)」で

満ち足りた様子を表しているようです>



たのしまう














ふ る 雨 は


あ と な く 晴 れ て


の ど か な り


ひ か げ も た の し


山 ざ く ら ば な








旅先で久しぶりに引いたお神籤の和歌に

少々

手を加えて…




@2016/01/16(土)









「たのしい」



人は手を伸ばして喜び舞うことから

 「手伸舞(たのしまう)」



「手伸し(たのし)」



語源とされているようです






豊は貧なり 貧は満なり













井上有一さんの展覧会をきっかけに

あらためて(もしかしたら初めて)意識した

「貧」



文字




意味を調べてみると、

古代の貨幣であった貝

それが分散することで

貧しくなる、

とのことでした




しかし…

資産を分散するには

まずは分散できるほど豊かでなければならないわけで、

また

貨幣が社会を循環する血液や水

ようなものだとするならば

自分に回ってきた「豊」を分けることで

社会が円滑に営まれ満たされていくわけで、

そう考えると

「貧」

というコトバは

これまで捉えられきた意味とは全く異なる

状態や はたらきや いとなみを

あらわしているように思えてきます




そんなふうに思いながら

「貝を分ける」

すなわち

「貧」



意味する文字を書いてみたら

こんなふうになりました




少なくとも

「貝を分ける」ことは

いわゆる「貧さ」ではありえないでしょう




























わたしを束ねないで


確か 中学生の頃だったと思います。
この詩に出逢って 以来、
ことあるごとに また ふとしたときに 思い出し、
いつも わたしのこころのなかで 通奏低音のように響いています。




【 わたしを束ねないで 】


            新川和江


わたしを束ねないで

あらせいとうの花のように

白い葱のように

束ねないでください わたしは稲穂

秋 大地が胸を焦がす

見渡すかぎりの金色[こんじき]の稲穂



わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください わたしは羽撃[はばた]き

こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音



わたしを注[つ]がないで

日常用に薄められた牛乳のように

ぬるい酒のように

注がないでください わたしは海

夜 とほうもなく満ちてくる

苦い潮[うしお] ふちのない水



わたしを名付けないで

娘という名 妻という名

重々しい母という名でしつらえた座に

坐りきりにさせないでください わたしは風

りんごの木と

泉のありかを知っている風



わたしを区切らないで

 ,[コンマ]や .[ピリオド] いつくかの段落

そしておしまいに「さよなら」があったりする手紙のようには

こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章

川と同じに

はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩





穴門 ひらく








<一つのメルヘン>


                 中原中也


秋の夜は、はるかの彼方に、

小石ばかりの、河原があって、

それに陽は、さらさらと

さらさらと射しているのでありました。



陽といっても、まるで珪石か何かのようで、

非常な個体の粉末のようで、

さればこそ、さらさらと

かすかな音を立ててもいるのでした。



さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、

淡い、それでいてくっきりとした

影を落としているのでした。



やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、

今迄流れてもいなかった川床に、水は

さらさらと、さらさらと流れているのでありました……









旅先から送った

「一つのメルヘン」が書かれたハガキ




受け取った友から届いたメールを読んで

彼女が言う通り

この詩が

今回の旅がどんなものだったのかを

うまく

あらわしているように

観じました




この詩を

好きだったことや

これが

中原中也のものであることを、

「歩みのリズム」

という

企画展の言葉に惹かれて訪ねた

彼の記念館で

ずいぶんと久しぶりに

思い出したのでした




家人が取った宿は

中也が結婚式を挙げた場所




彼が最期を迎えたのが

鎌倉であったことを

ここで初めて知りました





中 也

いい ことば です








































































きせき




「あんたが奇跡になるんやで」




今日再放送された
NHK連続テレビ小説『カーネーション』の中の台詞です


病院でファッションショーを行なうことになった 主人公の糸子。
看護婦と軽い症状の患者さんからモデルを選び
準備を進めているとき
末期がん患者の女性が
モデルとして新たに加わることになりました。


病気になってから
自分のあわれな姿しか見せていない
二人の子どものために
との思いに、
重い患者さんからモデルは選ばない
と言っていた総婦長の心も
動いたようです


彼女の気持ちを聞いたあと
糸子がしゃべった下記の台詞の最後に
冒頭の言葉が出てきます



この場面を見終えて、
高齢でなくても
大病でなくても
人それぞれ 誰とも比べることの出来ない人生を生きている
格好わるくても 自分の状況に向き合って 懸命に生きている
そのことこそが 奇跡 のように思えました



奇跡とは
誰かが起こすものではなく
自分で自分に起こすもの
なのかもしれません







うちは いま 八十八や

あんた そら 八十八も たいがいなもんなんやで

カラダは あちこち 弱るしな
杖ないと 歩けんし
いつ死んでもおかしない年よって
いつおうても 娘らの顔には まず
「心配」「大丈夫なんか おかあちゃん」て 書いちゃある


ほんでもなぁ 八十五越えた辺りかいな
ごっついええこと 気づいたんや


年とるっちゅうことはなぁ
奇跡を見せる資格がつくっちゅうことなんや
例えば 若い子が元気に走り回ってたかて なぁーんもびっくりせえへんけど
百歳が走り回ってたら ほら こんだけで奇跡やろ


うちもなぁ 八十八になって
いまだに 仕事も遊びもやりたい放題や
好き勝手やってるだけやのに 人がえらいよろこぶんよ


老いることが怖ない人間なんて いてへん
年とったら ヨボヨボなって 病気なって 孤独になる
けど そのうち もう たいしたことせんでも
ウナギ食べたり酒飲んだりするだけで
人の役に立てるんや
ええ立場やろ



ほんでな あんたかて そうなんやで
わろてみ
「にー」って


ほれ ほんでもう奇跡や
末期がん患者がわろたんや

みんな末期がんなんかになったら もう二度と笑えへん 思てんねん
あんたが笑うだけで
ごっつい奇跡を人に見せられる

あんたが ぴっかぴかにおしゃれして
ステージを幸せそうに歩く
それだけで どんだけの人を勇気づけられるか 希望を与えられるか


いま自分はそういう資格… いや こらもう役目やな
役目を持ってるっちゅうことをよう考えとき



(略)



あんたが奇跡になるんやで







普遍



失敗してもいいけど

せっかくなら

原因がわかるようにしていきましょう


成功したとしても

原因がわかるようにやっていきましょう


すこしでも脱落しないように

情報を共有しつつ

土と向き合うことを忘れずに

ともにがんばっていきましょう






今日届いた

自然栽培の作り手さんの言葉

です



最後の一文の

「土」

の文字を

「身体」や「ひと」や「社会」や「環境」

などに

置き換えて

読むこともできます








いま

すでに先駆者の取り組みの型は

全国に散見できるようになってきました



「できている事実」



ある以上

それ以上のことを目指すことができると

信じています



(これまた、他のことにも通じる 同じ方の言葉です)