おりおりに 出逢った      「すきなもの」を      縦横無尽に ご紹介
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Blackbird fly




<写真はこちらのサイトからお借りしました>








もうすぐ夏越の祓です



今年のこの時期は

ビートルズのたった一度の来日から

ちょうど50年




それを記念する番組の中で

これまであまり聴いたことがなかった

「Blackbird」



印象に残りました




1968年に発表されたこの曲

こちらのサイトによれば

ポール・マッカートニーが

人種差別や男尊女卑に苦しむ黒人女性を念頭におき

自由や解放のメッセージを込めた

もののようです




ビートルズ来日についての番組を介して

自分が生まれた年の空気感に触れることができ

何かがあらたまり

スタートに立つような

ちょっと不思議な心地がしています









Blackbird  singing in the dead of night

Take these broken wings and learn to fly

All your life

You were only waiting for this moment to arise




Blackbird singing in the dead of night

Take these sunken eyes and learn to see

All your life

You were only waiting for this moment to be free




Blackbird fly

Blackbird fly

Into the light of the dark black night




Balckbird singing in the dead of night

Take these broken wings and learn to fly

All your life

You are only waiting for this moment to arise




Blackbird fly

Blackbird fly

Into the light of the dark black night




All your life

You are only wating for this moment to arise

You are only waiting for this moment to arise








真夜中に歌う Blackbird

その翼は折れても 飛ぶことを諦めない

君は生まれてからずっと

羽ばたくこのときを待っていたんだから





真夜中に歌う Blackbird

その瞳は窪んでも 見ることを諦めない

君は 生まれてからずっと

自由になるこのときを待っていたんだから





Blackbird 飛んでゆけ

Blackbird 飛んでゆけ

闇夜に灯る光に向かって





真夜中に歌う Balckbird

その翼は折れても 飛ぶことを諦めない

君は 生まれてからずっと

羽ばたくこのときを待っていたんだから




Blackbird 飛んでゆけ

Blackbird 飛んでゆけ

闇夜に灯る光に向かって




君は 生まれてからずっと

羽ばたくこのときを待っていたんだから

羽ばたくこのときを待っていたんだから





<訳詞は主にこちらのサイトを参照させていただきました>














【 追 記 】
(2016/07/01 up)


Black<PIE “bhleg-” (=to burn, gleam, shine, flash)










夏至る 十六夜月














昨日は夏至




私が住む地域は

午前中の激しい雨が止み

午後から晴れたものの

夕方から雲が空を覆い始めたため

あまり期待をせずに

ときおり

東の空を眺めていたら

十六夜の月が現れてくれました


 

気がつけば

この連日

月の写真が続いています




月を待つ

のは

いいものだな



思う

今年の夏至です












<ストロベリームーンの翌日ですが、赤みは帯びていませんね。笑>








望半刻前の月














今日は

水無月/旧暦皐月の望

(20時02分)




次第に天気が崩れていく予報ゆえ

期待せずに眺めた東の空に

のぼり始めた月が




カメラに収めた時刻を見ると

偶然

望の時刻のぴったり1時間前でした




明日は夏至です












【追記】



夏至の頃の満月は

赤みがかった色が特徴で「ストロベリームーン」

と呼ばれるのだとか




言われてみれば

確かに赤みを帯びているように見えます










十三夜月














いわゆる

中秋の名月の十三夜月とは違いますが

昨日の夜



十三夜




満月と見まごうほどの

美しさ

でした










夏至にむかう空














このあいだの金曜日

用事を終えて建物から出たら

目に爽やかなウロコ雲が

空いっぱいに

広がっていました




その日の夕方近くに見た空は

色鉛筆で描いたような空で…




もうすぐ夏至




空梅雨では困ってしまいますが

一年のうちで

青空を最も長く楽しめるこの時期を

存分に

味わいたいと思います





















大地として





©Haruo Ohara / Institute Moreira Salles Collections
こちらのサイトよりお借りしました>










私が

大原治雄という日系移民の写真家を知ったのは、

ブラジルと日本の国交樹立120年を記念した

日系移民がテーマの番組でのことでした




その番組で紹介された彼の写真の中で

最も惹かれたのが

冒頭の写真です




<朝の雲、1952年、パラナ州テラ・ボア>




先日放送された「日曜美術館」によれば、

冷害で農場のコーヒーが全滅するという困難を乗り越えた時期に

撮られたもののようです




大原さんの写真は

私に

農業を営みながら絵を描き続けた

常田健さんの絵を思い起こさせます




人間の営みが

自然の一部であることを知り抜き

文字通り

大地と共に生きている者の

おおらかさ

そしてそれゆえの

たくましさ

のようなものを

感じます




桜の頃に帰国したかったという大原さん




亡くなる年には「さくらさくら」を

よく聴き口ずさんでいたそうです




大原さんたちが開拓した土地の名が

テラ・ボア
(terra boa)




Good Land

良い土地




素晴らしい大地




彼が撮った写真や家族の話から浮かびあがる

大原さん

そのもの

の名に思えました









霊性は、大地を根として生きている。

萌え出る芽は天を指すが、

根は深く深く大地に食い込んでいる。




我らは大地そのものである

ということに気付くと、

ここが直ちに畢竟 浄の世界である。

考えそのものが大地になるのである。

大地そのものが考えるのである。

そしてここに日本人の

宗教的信仰的自覚があるのである。

これを日本的霊性的自覚という。




(鈴木大拙著『日本的霊性』より)


慈心














い に し え の


ミ サ キ の チ に 燃 ゆ


あ か き


ス ト ゥ ー パ





竹 笋 生


と き


颯 々 の 宵


慈 し み に


輝 い て











@5/16(月)

@本日 皐月/旧暦卯月の望


わら一本















il filo di Paglia

わら一本




農業に関心のある方なら

このオリーブオイルの名前から

オイルの素性が分かるはず




そう

福岡正信さんの

『わら一本の革命』



共鳴した人たちによって作られた

オリーブオイルなのです




このオイルが誕生し日本で紹介されるまでの経緯は

こちらのページをご参照ください




日本人が日本で著した日本語の本が

他の言葉に翻訳され

アフリカ人の手から

イタリア人の手から手に渡され

それが一助となり、

また

同じく『わら一本の革命』を読んで

自然栽培のオリーブオイルを作っていた女性が

町の祭りで踊っている時に彼らと知り合ったことで

このオイルが生まれた…




思想や価値観そして生き様は

DNAや言葉や国境を超えて

伝わり 分かち合われ 緩やかなつながりを育んでいくのですね




自然放任栽培と理解されてきた

福岡さんの農法から

いま

日本における

“自然の摂理に添い

その生命の可能性を開かせる(手伝いをする)農”



経験と知識を蓄えつつ

少しずつ

進化しています




私には

「わら一本」とは

バックミンスター・フラーの言う「トリムタブ」に思えるのです











【 補 記 】



参照としてリンクしたページの中の

「Chi siamo 私達について」

の冒頭の一文。




僕たちは思想そのものだ。

地に足をつけ、

それら思想を実現する過程で

一体どんな事が起きるのかを見るために

いま歩んでいる。




「我らは大地そのものである

ということに気付くと、

ここが直ちに畢竟 浄の世界である。

考えそのものが大地になるのである。

大地そのものが考えるのである。」

という

鈴木大拙氏の言葉

を思い出します