那須の空
9月の晦日
ひと月ぶりの晴天に恵まれたという
那須岳へ登ってきました
那須火山帯の最南端
その南麓は那珂川の源
那須という地名の由来の一つに
「那珂川の中洲」
があります
「那珂川」「那珂」
という地名は
通商航海と青銅器など金属精錬加工技術に秀でていた
奴国に由来する
と
知人はその著書『役行者ー修験道と海人と黄金伝説』に記しています
通常「なのくに」と読まれる「奴国」の文字が
「ぬのくに」や「ぬな(の)くに」とも読めるなぁ…と思ってしまうのは
“ナイル川の上流アスワンからスーダンにかけての地名ヌビアは、
古代エジプト語で「金(きん)」を意味する「ヌプ」から出たもので、
金に関する土地を表す隠語が「渟名(ぬな)」ないし「渟(ぬ)」である”
という
ある本での記述を受けてのこと
那須の地名の別の由来に
アイヌ語から変化したという説があり、
その説明のなかで
「野」を意味するアイヌ語が「ヌブ」
と知り
古代エジプト語の「ヌプ」と非常に似ていることが
ちょっと気になったりもしています