River Air
ようやく生の音を聴く機会がめぐってきました
この日触れた笙のおとは
まんまるの
あわ
みたいな
でも
あわみたいに
はじけて消えたりはしない
しなやかで
やわらか
自由自在で
変幻自在な
たま
でした
David Helfgottさんのおとも
たま
でしたが、
彼のおとは
ぎゅーっと詰まった
硬質な たま
*
海の日に開かれた演奏会「竹生物語」のオープニングは
『G線上のアリア』
思わず涙が流れました
アリアはAir
その前日に
家人が買ってきてくれた絵葉書の1枚に描かれていたのは
たぶん「River Air」と思われます
<原雅幸さん《Malhamの光る川》>
Airの原義は Dawn、East
夜明け
東
笙の字は 竹と生から成っています
「竹」の形態的イメージは、“つきとおす” “万遍なくゆきわたる”
「生」のコアイメージは、「汚れがなくすがすがしい(清らかに澄み切っている)」
ほんとうに
笙の音は
すがすがしく
万遍なくゆきわたります
ゆきわたる…
雪わたる…
「笙」を介して
家人が買ってきてくれた2枚の絵葉書がつながりました(笑)
<上は 原雅幸さん《マナーハウス》>
*
<練習中の「G線上のアリア」です>
当然ですが 本番の生音の方が断然よかったです