かんがえるひと/Le Penseur
<NHK B1スペシャル「禅×21世紀」より>
PENSEUR < penser+eur
< PIE root (s)penh- ( to spin (thread); to stretch)
語源からの変遷の途中に
pensare/pendere という単語があるのですが、
それは
二つの物質の重さのバランスを見つける行ないをあらわした言葉
のようです。
また、
フランス語のpenseurに相当するスペイン語のpensarの語源を調べたところ、
PIE rootの(s)pen(d)-の意として “ tirar, estirar, dar vueltas ” とあります。
引っ張ったり、ぐるぐる巻いたり…
テンセグリティ構造の張力と圧縮力が浮かんできます。
(余談:「張力と圧縮力による構造」はこの宇宙に普遍な基本であり、
インフレーション理論における 最初の量子ゆらぎもまた
テンセグリティ構造として理解することができる。
と私は認識しています。)
「バランスをとる」
(< (私が思うところの)「まつる」)
という点で
上掲の写真に通じていました。